今日もまた♪ ノビタ版ラ・マンチャの男 そよ風に乗って♪ 愛馬ロシュナンテが、春の陽気をかき分けるようにして走って行く。 もうノビタの気分は、マジョリー・ノエルの歌う『そよ風に乗って』だった。 途中、日立フイッシングセンター・サウス店で、パニック仕掛けを仕入れ。 ーチアユは日立港新堤にあり! とノビタ版ラ・マンチャの男は店を出て、川沿いの土手を砂塵を上げて消えて行った。 使用した仕掛 グッド・タイミング! いつもの戦場に先客が3人。 あの顔も、この顔も、その顔も、み〜んな真っ黒、でも一昨日とは違う顔ぶれ。 でもみ〜んな、何処かで一度見た顔ばかり。 様子を聞くと、まだ誰も釣っていないらしい。 ーまだ早いのかしらん? と思いつつ、午前10時40分、戦闘を開始した。 陽射しが強く、東から吹いてくる風が止むと汗ばむほどだった。 「もしもしチアユよ チアユさんよ♪」 と呼びかけながら、5号の錘で海底をトントン叩く。 竿をシャクリ初めて、間もなくだった。 竿が風に震える振動なのか、海底からの魚信なのか、渾然一体とした「プルプル」という信号が、竿を持つ手に伝わってきた。 3月22日の日立港新堤 そのままソーーッと竿先を持ち上げると。 プルプルがピクピクに、ピクピクがヒクヒクへと、竿先の振動がしだいに強くなる。 ーアタリだ! そのままソロリ、ソロリとリールを巻いてくると。 途中3匹は、外皮が剥がれるように海に落ちたけど、ナント!思いがけず8匹のチアユが釣れたのである。 この後も、切れ目なく3〜6匹ずつ釣れ続いた。 偶然にも時節到来、「ラッキー、カムカム」に遭遇したようだ。 長老は1日にしてならず 左隣りのおっさんが、竿を上げるたびに「オコッタ、オコッタ、オコッタ」と叫んでいる。 はじめ、何が怒っているのだろうと思ったのだが。 オとコの間の「ッ」の発音が聞こえなかっただけだった。 チアユを水面から上げるたびに、ノビタと同様、途中で数匹落としてしまうのだ。 ひねもすのたりくたりかな 昼の12時ごろまで釣れ続いたが、12時を過ぎるとピタリと釣れなくなった。 潮止まりなので此処は我慢と耐えていたが。 いつか先客3人は帰り、新たな釣り人が2人やって来た。 新しく隣りに来た人は、この日立港での釣り歴50年と鼻息があらい、それを何度も強調していたけど。 ーそれが何か? と問いたかったよ。 たしかに『長老は1日にしてならず』(佐野洋子)だが、腕はさほどでは・・・。 メトロさんに会う この新たに来た2人のうちの一人が、メトロさんだった。 近日中に会うかもしれないと思っていたけど、やはり不意なので正直驚いたのなんの。 日立フイッシングセンター・サウス店にかけつけ、一番早く『明日に賭ける釣り』を買って頂いたお礼も言い忘れてしまった。 おそらく、ノビタの愛馬ロシュナンテを見てノビタと判断したのであろう。 メトロさんに、ジグサビキを教えて欲しいと言われたが、その季節になったら一緒にやってみよう。 納竿 昼過ぎ以降も、 「求めよ、さらば与えられん」 と竿をシャクリ続けたのだが・・・まるで駄目。 午後2時、まだくすぶる欲念に水をかけ、納竿。 メトロさんに、「また明日と」声をかけ現場を後にした。 今日も5〜7センチのチアユが80匹ほど釣れた。 本日の釣果 The END |
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