2007年4月6日(金) 久慈川河口
               午前9時〜昼12時
ノビタの釣り天国


        これだけですか?

                                   鈴は鳴らない
行かなくちゃ
「行かな〜くちゃ 
  君に逢いに行かなくちゃ♪」
         (『傘がない』井上陽水)
とつぶやきながらも、体にエンジンがかからない。
どうやら先日のチアユ400匹で、チアユへの情熱を全て放電してしまったらしい。

他に、情熱を再燃させてくれる幸せの”青い魚”はいないのか?
朗報は、まだ地球の裏側を廻っているのか?
『果報は寝てまて』もう寝飽きたゾ!

  
仕掛け
石持ねらうか
このままあてもない朗報を待ち続けたら、情熱が干上がってしまう。
ならば、
ー天気も良し!
運命は我が手で拓くしかない、と久慈川河口に石持を求めたのだが・・・。
なぜか、gamakatsuのカレイ仕掛けを持って。

昨日の那珂湊の水温は12度、石持が水中で快適に泳ぎ廻る18〜20度とはほど遠い。
これを無謀と言わずして何と言う。
「たいしたもんだよカエルのションベン」
(渥美清)
と、トラさんに笑われそうだゼ。
石持が駄目ならカレイ、カレイが駄目なら舌ビラメ、舌ビラメが駄目なら真ゴチ、全て駄目なら沼カレイ、要は釣れりゃ何でも良かった。

誰もいない堤防
午前9時20分、ロシュナンテに跨り一路久慈川河口へ。
途中、日立フイッシングセンターサウス店に寄った。
青イソメと赤イソメを調達。
「大物を釣ったらお店に寄って写真を撮らせてね」
とEー子さんに頼まれ、快諾。
ー信じてちょうだいこの腕を!
と元気に店を出たけれど・・・。

見晴るかす久慈川河口に人影なし。
貸切である。
雲間から注ぐ陽射しは暖かったが、北から吹いてくる風は冷たく鼻水が垂れてくる。

        
誰もいない
ホトトギス
9時40分。
はじめ、水門から下流へ100メートルほどの所でやった。
錘負荷30号の投げ竿を2本出し、カレイ仕掛けを川の中央付近にドボーン!と投入。
待つこと20分、竿先に付けた鈴は”リン”とも”チン”とも”ルン”とも鳴かない。

『鳴かぬなら、殺してしまへホトトギス(竿に付けた鈴)』(織田信長)
竿に付けた鈴は、もともと死んでいるので殺せない。
ならば、
『鳴かぬなら、鳴かせてみせようホトトギス(竿に付けた鈴)』(豊臣秀吉)
と400メートルほど下流に場所を移動した。
そして、
『鳴かぬなら、鳴くまで待とうホトトギス(竿に付けた鈴)』(徳川家康)
と、移動して1時間待った。
鈴は鳴かない。

気のせいかも
餌を海から回収してみると、一欠けらも損傷していない。
日立フイッシングセンターのE−子さんのサービスで、石持を100匹釣っても餌が余りそうなのに・・・。
ーハフ〜。

「リン」と鈴が鳴ったような・・・
そのまま、また仕掛けを70メートルほど沖へドボ〜ン!。
しばらくして、
「リン♪」
という鈴の音を確かに聞いたような・・・。
心臓が一瞬、パタパタとはためいた。
ー今の音は、風が竿に触れた音なのか、波が道糸に触れた音なのか、それとも魚のアタリ?
しばらく全身を耳にして待っていると、また「リン♪」と微かに鈴が鳴った。

竿を持ちリールを巻いてみた、30号の錘の重さしか感じられない。
竿を上げても無駄と、そのまま竿を堤防の壁に戻して立てかける。
そして、また元の静寂が・・・。

陸も空も
と・・・・・・。
遠くから「ウーウーウーウー・・・」とサイレンの音が聞こえてきた。
2重奏、3重奏、4重奏と幅のあるサイレンの音が、ドン、ドン近ずいて来る。
その音を追うように、空から「バリバリバリ・・・」と、頭上に轟音が降ってきた。
見上げるとヘリコプターが2機、1機は川の上を旋回中だが、一機は川の中央でホバリングしている。
                                       
空から
太平の世の眠りを破る黒船来航かい?
山が噴火し、鳥が落ち、大地が裂けるかのような騒ぎだ。
(”ノビタ節”とは、このように、どんどん表現がエスカレートしていくことを言うらしい)
ー何だ、何だ、何だ?
と、音が集約された方向に目をやると、久慈川に掛かる赤い橋の下の河川敷に、赤い消防車が4〜5台、パトカーが5〜6台止まっていた。

消防署と警察署の春の合同演習だろうと、気になりながらも気にしないことに。
頭上を飛び回るヘリコプターから吐き出される爆音に嫌気がさして、午後12時納竿。
リールを巻き仕掛けを回収するとナント!、手の平カレイが仮死状態で上がって来た。
針をすっかり呑み込んでいたので、リリースしても蘇生は無理、
「あなたの命を、わたしの命に変えさせていただきます」
ーアーメン。
と持ち帰ることにした。

    
一時は大混雑だった河川敷
心中?
堤防の上をロシュナンテに乗って帰ってくると、おまわりさんと素浪人風のおっさんが話しをしていた。
どうやら話しの内容は、河川敷の騒ぎらしい。
野次馬根性でノビタもロシュナンテを降り、話しに加わった。


おまわりさんの話しでは、橋の上を散歩していた人から携帯で、「女性が子供を連れて川の中央に入って行った」と通報があったらしい。
通報者は、そのままいなくなったらしい。
日立警察署は、
ー心中だ!
と、パトカーやら、レスキュー隊、消防隊をこの河川敷に召集したらしい。

今日の川は青々と澄み、今は最干潮で川の中央付近の水深も1.5メートル足らず。
2人が沈んでいたら、肉眼でも発見できるのでは?と質問をしたところ、おまわりさん曰く、
「これだけの騒ぎになったのですから、警察の面子というものもありますからね〜」
と言っていた。

次の日、この事件は時期遅れのエープリル・フールという結論になったらしい。
でもエープリル・フールとは、罪のない嘘をついて人を担ぐという意味だが、これだけ人騒がせの嘘は罪がないといえるだろうか。

本日釣果
木っ端カレイ    1枚


           
本日の釣果





















The END

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