2008年7月22日(火)  日立港
              午後6時〜午後9時
ノビタの釣り天国



      久々の釣り


                                    
紫雲の中の夕陽
むなしい釣り
午後6時釣り開始。
・・・1時間半経過。
潮騒がドドーン、ドドーン、ザザザーーーと絶えず闇の向こうから響いてくる。
夜空に、白い綿きれのような星が1つ、2つ・・・・・・6つ。
南風に吹かれ、ジャンパーの裾がパタパタとハタメいている。
水分をたっぷり含んだ生暖かい空気が身にまとい、ジト、ジトと体が汗ばんでいた。
黒々とした波間で、赤い電気浮子の光が2つ、ダップン、ダップンと揺れている。
30メートルほど離れたところに、ご同類が一人いるだけ。

 ブルーナイト
ーどうした?
 何処にいるんだい?
むなしく時が過ぎていく。
不幸を絵にしたような展開だ。
まるで、世の中の不幸という不幸を、全て掻き集めてきたような一時じゃないか。

頭の中になぜか。
ちあきなおみが歌う『矢切の渡し』が流れてくる。(細川たかしではない)
「ピュア〜〜〜チャチャチャッチャッ
 ピュア〜〜〜チャチャチャッチャッ
 ピュア〜〜〜チャチャチャッチャッ
 ・・・(前奏)
 つれて逃げてよ
 ついておいでよ
 夕暮れの 雨が降る 矢切の渡し〜〜〜〜
 親の こころに そむいてまでも
 恋に生きたい 二人で〜す♪
 ピュア〜〜〜チャチャチャッチャッ
 ・・・・・・」
ああ、せつないな〜。

尺オーバーが釣れた時
と・・・・・・。
ージャーン!
まるで”スーパー日立48号”のテール・ランプが、
「ゴーーーーー」
と、轟音を撒き散らしながら消えていくように、電気浮子の赤い光がドス黒い海の底へ消えていく。
”スーパー日立”を引き戻すには巨大なパワーが。
その瞬間、体が10メートルほど地上から跳ね上がり、(そんなはずネェだろう)
慌てて堤防の上に転がっていた竿を掴み、リールを巻いた。
「?????????」
一瞬、頭の中は疑問符だらけ。
カルカッタのだ。

ー間違った!
隣りの竿のリールを巻いていた。
どうやら頭の中が、もつれたようだ。
また慌てて他の竿を掴みリールを巻くと、ドドドドド・・・と凄い引き。
ー尺メバルか?
ノミのような心臓が、壊れそうに激しく振動した。
敵は闇の中で、右へ、そして左へ方向転換。

「ハリス1.7号よ、ガンバレ、ガンバレ」
そして、目を閉じながら南無八幡台菩薩。
ソーーーッと但し、全てを賭け、覚悟し、容赦なく、一気に堤防の上に。
ーああ。
ヘッドランプの灯りに照らしだされたのは、尺はオーバーしていたが、セイゴだった。

納竿
このあと、ポツリ、ポツリと小メバルや石持が掛かっただけ。
小メバルも石持も針を呑んだ奴は持ち帰ることに。
午後9時、納竿。
東の空に、オレンジ色の半月が浮かんでいた。
堤防にはテトラと堤防の境目で獲物を狙う釣り士が、ポツ、ポツと3人ほどいた。

本日釣果
  セイゴ   31センチ  1匹
  メバル   15〜17センチ  4匹
  石持     20センチ   1匹















The END
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