2009年12月7日(月) 午後4時50分~午後8時
             
涸沼川のセイゴ釣り
ノビタの釣り天国


            たった2匹

                                      流れのない川
場所の違い?
午後4時前。
ロシュナンテに乗りながら迷っていた。
昨日は玉砕している。
違うポイントで、かたさんは良形混じりで10匹。
かたさんの仕掛けはノビタと同じ。

この違いは何だ。
「毫釐(ごうり)の差は千里の謬(あやま)り」
か。
それほど離れていないポイントの違いが、勝敗の別れ目だったようだ。
ーさて・・・今日は何処で竿を出すか。
ウロウロと迷っていられるほど人生は長くはない。
決心せねば・・・。

地元の釣り士の隣り
そして決定した。
初めての場所だった。
道路の際にロシュナンテを止め、川へ。
先客はいなかったが、竿が3本岸辺に並んで立っていた。
どうやら此処も釣れるようだ。
ー少し安心。

先客の隣りで竿を出すことにし、釣りの準備をしていると。
先客の竿の呼び鈴が、
「チリン、チリン、チリン」
と鳴っている。
竿先が小さく上下にお辞儀をしていた。
気にしながら準備をしていると、持ち主が戻ってきた。
報告すると、ハゼだからいいんですと言いながら竿を上げると、15~6センチのハゼが2匹掛かっていた。
他の竿にも、1匹ずつ掛かっていた。

彼は仕掛けを今度はセイゴ釣り用の仕掛けに交換した。
彼は地元の人で、毎日のように夕刻、セイゴを釣りに来ているようだ。
彼の仕掛けを見せてもらった。
基本的にはかたさんと同じだが、ハリスの長さや、ハリスを付ける位置に違いがあった。
郷に行ったら郷に従えと、仕掛けを彼と同じに手直しし、竿を3本出した。

流れのない川
午後4時50分。
茜色の空が川面を赤く染め、闇が地上を這いはじめ。
弱い西風が、川面に細長い縮緬皺の帯を伸ばす。
夜の闇は近い。
そろそろ開幕だ。
ドボーン、ドボーン、ドボーンと、竿の仕掛けを川の中央付近に投下し。
そのまま竿に付けた呼び鈴が鳴るのを待った。
靴底から冷気が深々と侵入してくるので、思わず足踏みを。

川は流れない。
木屑を時々川に投げてみたが、川面で静止したままだ。
胸臆に悲壮感が満ちてきた。
これでは・・・。
と思っていると、バシャ!と魚のライズ。
まだ未来は捨てたもんじゃないと、その音に望みを託した。

はじめの1匹
午後5時半。
川は闇に埋没した。
木屑を川に投げ、ヘッドランプの灯りでその動きを見ていると、カタツムリが這う速さで上流に流れていく。
天は我を見捨てなかったと思っていると。
今度は下流へ流れていく。
これを短い周期で繰り返していた。
まるで、思案橋で脳ミソが揺れる男のように、上ろうか下ろうか迷っているようだ。

午後5時50分。
突然、
「リリーン、リリーン、リリーン」
と中央の竿の呼び鈴が鳴った。
ー待ち人が来たり!
そのまま竿を注視し、
ーもっとしっかり喰え。
  餌を飲み込みな。
と暗い川に呼びかけた。

竿先のケミホタルの青い光が、お辞儀を繰り返している。
ーもういいだろう。
竿を掴み、リールを巻きながら竿先を持ち上げると。
手応えが無い。
そのままゆっくりリールを巻いた。
と・・・。
ドド、ドド、ドドと魚の憤激が手に。
ー掛かっている!
そのままリールを巻くと、水面でバシャッと魚がジャンプ。
ー逃げるなよ、逃げるなよ。
と祈りつつ岸に引き寄せると、竿を倒す強烈な反撃。
その引きに耐えながら、
「南無八幡、ソーレッ!」
と堤防の上に。
ー小さい!
はじめの1匹は、30センチそこそこだった。

釣れる竿
午後6時半。
また3本並べた竿の、真ん中の竿にヒット!
ところがリールを巻いてくる途中で、バラシてしまった。
午後6時50分。
また真ん中の竿にヒット!
これは釣り上げた、サイズははじめと同じ。
午後7時10分。
また真ん中の竿にヒット!
これは足元でバラス。

いつもヒットするのは真ん中の竿、両脇の竿は始めから最後まで沈黙したまま。
ストライク・ゾーンが、極端なピン・ポイントのようだ。
これでは場所の選定で、釣果に大きく差が出るのは当然だ。

納竿
午後8時、納竿。
隣りの地元の釣り士は、30センチ級を5匹釣っていた。
サイズが急に小さくなったと、彼もぼやいていた。

本日釣果
セイゴ  30~31センチ 2匹















The END
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