2010年3月27日(土) 午前5時半~午後5時 カレイ釣り
那珂湊 水温 
ー.ー度 <潮>中潮 満潮13:25 干潮 7:52
ノビタの釣り天国


         辛うじて1枚

                                     開始から10時間の報酬
あすなろ
「翌檜」は「あすなろ」と読む。
ヒノキ科の常緑木だそうな。
「明日は檜(ひのき)になろう」という意のようだが。
誰がこんな皮肉な名前を付けたのだろう。

カレイ釣りを始めて1ケ月。
この間、何度もボーズを喰らい、釣れてもたった1枚。
ノビタのカレイ釣りは『あすなろ物語』だ。
明日こそ2匹以上釣ろうと出撃し、いつも夢破れてヘロヘロになって帰って来る。
「あすなろ」は決して檜にはなれない。

落ちこぼれ
今日も、かたさん、そうさん同行の釣りだ。
釣りを開始したのは、午前5時半。
夜は明けていたが、空はすっかり雲で覆われ。
冷たい北よりの東風が吹いていて寒かった。
海は、低いうねりがあったが底荒れもしていず釣りにはまずまずの釣況だった。

満潮は午前7時52分。
そろそろプランクトンも活発に動き出し、カレイも朝餉の時間だ。
いつものように4.5メートルの投げ竿を3本出し。
30号の錘を付けたノビタスペシャル(胴突2本針仕掛け)を、70メートルほど沖にポチャーン!。
続けて2.4メートルの短竿を1本出し、アイナメ狙いで足元にドボーン。
「南無八幡台菩薩、武運長久に御神力を垂れ給わん」
と祈りつつその時を待つ。
10分、20分、30分・・・1時間、2時間、3時間。
何も起こらない。
ナッシング。

午前8時半。
そうさんが39.5センチのマコを釣り上げた。
ー次は俺だ!
と気合を入れ、餌を交換し十数回目の一振り入魂の投入。
竿先が、ピシッ!と張り倒される決定的瞬間を見逃さまいと、目ん玉を皿のようにして竿を見つめていた。
それから1時間、2時間、3時間・・・。
何事もなく、時は過ぎて行く。
昼の12時10分。
今度は、かたさんが35センチのマコガレイをゲット。

とうとう釣っていないのは、ノビタだけとなり。
「私の心は荒れ模様」と、胸の中は毎度おなじみの焦燥地獄に。
風は北よりから南に変わり、ビュービューと勢いを増してきた。

     
楽しませてもらいました
はじめの1匹
午後2時40分。
足元にブッ込んでいた2.4メートルの柔らかい竿に異変が。
風の向きに沿い左右に揺れていた竿の先が、一瞬、誤動作した。
「・・・・・・?」
しばらく注目していると、また竿先の揺れが風に逆らった。
竿を持ち上げようとすると、ククッ、ククッと明確な引きが。

「ソーレッ!」
とそのまま竿を持ち上げようとすると、動かない。
根に潜ったのだ。
道糸を緩めて、放置することに。
これが、霊長類ヒト科動物に属するノビタさまの作戦だ。
10分後。
この作戦、見事に功を奏し堤防に引き上げたのは、25センチのドンコだった。
たった1匹持ち帰っても面倒と、即リリ-ス。

待望の1匹
午後3時20分。
釣りを開始してから既に10時間。
心の中は、焦がれ、もがき、のたうっていた。
餌を交換し仕掛けを海に戻す。
風はますます強くなり、波飛沫が顔を濡らした。
                                            
風はますます強く
風に吹かれて道糸が弛むので、その度にリールを一巻、二巻きし、聞き合わせをしてから竿を置いていた。
餌を交換して2~3分あとに。
真ん中の竿の聞き合せをすると。
「ククーッ、ククーッ」
と一瞬、海中から道糸を走り生態反応が手に届いた。
ー何だろう?
そのあと気配が消えてしまった。
ただ重いだけ。
竿が風圧で重くなり、微妙なアタリを封じたようだ。

決定的瞬間も見られず、リールを巻いていてくる間の反撃もなく、タモ入れ時の抵抗もなく。
堤防に上がったのは40センチのマコガレイ。
駆けつけてきたかたさん、そうさんが、
「よかった」
「よかった」
と自分のことのように喜んでいる。
ノビタもホッ。

納竿
午後4時40分まで粘り、悲願の2匹目をゲットしようとしたが。
己の実力はここまで、あきらめは心の養生と納竿にした。
午後5時、撤退。
それにしても、そろそろ陸からのカレイ釣りは止めようか。
とてもノビタには、2匹以上カレイを釣る自信が湧いてこない。
男は自信を失った時が潮時だと言う人もいる。

ー弱気よ去れ!
「懺悔懺悔、六根清浄、上求菩提下化衆生(じょうぐぼだいげんけしゅうじょ)、
南無遍照金剛、南無神変大菩薩、悪鬼退散、邪神調伏、渇ーツ!」

本日釣果
マコガレイ  40センチ  1匹
各駅停車  25センチ  1匹(リリース)

The END
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