2010年5月6日(木) 午前4時50分~午後12時半 涸沼川
那珂湊 水温 
ー.ー度 <潮>小潮 満潮  7:31 干潮 15:14
ノビタの釣り天国


       まだ物足りないサヨリ戦

                                   期待はこの倍だったのに・・・
見果てぬ夢
ノビタの行動の起爆剤は、”期待”である。
 「かたくなまでの ひとすじの道
  愚か者だと 笑いますか
  もう少し時が ゆるやかであったなら」
 (『愛しき日々』より)
笑われてもいい。
ラッキー・ストライク・アゲイン!
あのときめきをもう一度、と今日も君に逢いに涸沼川へ。
ロシナンテは走る。
まだ暗い夜明け前の国道245号線を。
南の空に、白いセロハンごしに見るような左舷の月が雲に見え隠れ。
地上は白い霧の海、前方がさだかでない。
それでも走る、制限速度も気にせず。
しだいに空に青さが増してきた。

今日もバラシから始まった!
涸沼川の畔。
無風。
どこかでウグイスが鳴いていた。
東の空にぼんやりとオレンジ色の日が昇る。
今日も暖かく静かな朝だ。
午前4時50分。
一振り入魂の第一投。
岸から10メートルほど離れた沖に、ポチャーン!と赤い玉うきが落ちた。
下流に向かって流れていく。
浮子釣りにはやや速いか。

    
ぼんやりと日が昇る
まったりと時が過ぎていく。
釣りを開始して10分経過。
「おはようございます」
と日焼けした顔のイチさん登場。
今日はイチさんとサヨリ軍団を迎え討つ。

午前5時20分。
となりでイチさんが、バシャバシャと水面からサンマ級のサヨリを上げた。
と同時にノビタの浮子が川から消えた。
バシッ!と竿を振り上げた。
ー空振り!
主は与え、主は奪う。
昨日からのバラシくせが、まだ尾を引いているのか。

釣れた時間の記録
午前5時20分にイチさんがサンマ級を上げたあと。
10分、20分、30分・・・1時間、2時間、川は沈黙したままとなる。
川の流れが変わった、下流から上流に向かっている。

午前8時15分。
置き竿にして待っていると。
岸から5メートルほど沖で止まっていた浮子が沈んだ。
竿を振り上げると、サヨリが水面から跳ね上がった。
待望の1匹は、25センチと期待はずれ。

これが合図だったかのように。
午前8時25分~35分に、イチさんが2匹。
午前8時40分に、ノビタにサンマ級が1匹。
午前8時45分、イチさんバラシ。
午前8時50分、ノビタに小ぶりが1匹。
午前9時20分、ノビタにサンマ級が1匹。

そして。
午前9時35分に、流れが上流から下流に変わるとアタリが遠くなってしまった。
午前10時30分、イチさんが1匹。
午前10時45分、またイチさんが1匹。
イチさんが、
「ここだけ川の流れが沖側と逆に流れてます」
と言うので。
イチさんの隣り、肩を寄せ合うほどの所で竿を出した。
そこは浮子が、時々渦に巻き込まれ見えなくなる時があり、その度にドキリ。

午前11時45分。
置き竿にしていた。
浮子がまた川面から消えている。
渦に巻き込まれ沈んでいると思って放置していると。
竿の先が、ギューン、ギューンお辞儀を繰り返している。
「アタリだ!」
叫びながら水中から引き抜いたのは、小ぶりなサヨリだった。
これが最後だった。

納竿
午後12時半。
イチさんがあと片付けをしている。
タイム・イズ・オーバーだ。
いや違う。
ラブ・イズ・オーバーだ。
今日のラブは終ったのだ。
今日は、釣った数は昨日を超えたけど、アタリの回数は昨日より少なかった。
潮の動きかな。

本日釣果
サヨリ 25~38センチ 5匹
バラシ 2回

The END
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