2010年7月13日(火) 午後2時半~午後4時半  某堤防
那珂湊 水温 
21.2度 <潮>大潮 満潮 18:17 干潮 11:03
ノビタの釣り天国


       期待外れ


                                   こんなはずではなかった!
海は荒れていた
先日、隣りで釣りをしていた奥さんが、デカアジを30匹ほど釣っていた。
今度はノビタもと、彼女が使用していたサビキを探していると、
昨日みつかった。
これならデカアジ30匹も夢ではないと、頭にデッカイ希望の雲が湧いたのだが・・・。
午前中、病院へ行き。
昼飯を食べたあと、風呂掃除。
そのあと夕刻までは間があると、ロシュナンテに跨った。

海は荒れていた。
空は鉛色の雲で覆われ。
北風がビュービュー吹き。
利休鼠の雨が横に走り、沖は白く霞んでいる。
ノコギリ波の大群が次々と押し寄せ、白い牙をみせ堤防際に噛み付いている。
これぞ、男のロマンをかきたてる海では。
そして、
こんな日は、大物と対決できるかもと思ったのだが・・・。

  
使用したサビキ
堤防には、ノビタとご同様のケモノ遍が3人いた。
その時、
仕掛けを海から引き上げる人がいた。
上がってきた仕掛けを見て、ボーゼン!
釣れたのは、豆アジが3匹。
ーああ。
男のロマンが一瞬にして粉砕、戦意を喪失してしまったよ。
帰ろうかと思ったが、帰るのもめんどうになり参戦することに。

さえない釣り
午後2時半、釣り開始。
波間で、ユラユラとフラダンスを踊っていた20号の浮子が、ポコポコとタヌキ踊りをはじめた。
「・・・・・・?」
仕掛けを回収すると、豆アジが2匹と豆ハナダイが1匹付いていた。
このあとも、釣れるのは豆アジと豆ハナダイばかり。
ごくまれに20センチオーバーが混じるだけ。

今日は、ついていなかった。
強風のせいもあり、仕掛けを投げるさいに竿を持ったままひっ転び、
左足のひざを石コロに強打、痛みが脳天まで駆け上がり、目から火花が散った。
見ると、ズボンから血が滲みでていた。
幸い竿は無事だったが、仕掛けが竿にゴチャゴチャに絡まりダメにした。

                                           
海は荒れぎみ
このあと。
新しい仕掛けに15号錘をつけ、3~4度投げた時、
沖に落ちた浮子が横倒しになった。
「???」
竿を振り上げたが、錘の手応えがない。
仕掛けを回収すると、仕掛けの上部から下がなくなっていた。
同じようなことが、続けて2度も。
昔、太刀魚にこのような襲撃をうけたことがある。
太刀魚が幹糸を、噛み切ったのだろうか?
結局、期待をかけて買ってきたサビキ3個、すべてを失った。

突然、近くで、
「オーッ!」
という歓声が上がった。
声がする方を見ると、35~6センチのヒラメがサビキに掛かっていた。
バカなヒラメだ。
サビキに掛かったアジを、見抜けなかったらしい。
一瞬の油断で、一生を棒に振ったようだ。
ーアーメン。

納竿
午後4時半、納竿。
今日の海は、豆アジばかりで最大でも24センチ、ワカシは1匹もいなかった。
3日前の海とはすっかり様変わりしていた。
ーなぜか?
まったく予想がつかない。
ひょっとすると、リーマン予想より難しいのか?

150年前にドイツの数学者ベルンハルト・リーマンが提唱したリーマン予想
「ゼータ関数の自明でない零点の実数部は全て1/2である」
は、いまだ解けない数学の難問中の難問らしい。
これが解けると、宇宙の生誕の謎まで解ける可能性があるらしい。

リーマン予想と、デカアジの行方不明とは関係ないと思う。
デカアジは必ず戻ってくる、それが明日か、明後日か、1週間後か・・・。
しばらく通ってみよう。

本日釣果
 アジ 18~24センチ 42匹

The END
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