2010年8月25日(水) 午前4時15分~午前10時半 某堤防(カンパチ)
那珂湊 水温 
23.1度 <潮>大潮 満潮  3:45 干潮 10:20
ノビタの釣り天国


        なんとか2匹


                                     バラシ4匹、ゲット2匹
今日も酷暑
午前9時。
今日も朝から30度を超える酷い暑さ。
すでに秋だというのに、
太陽は安西マリアの歌のように燃えているのだ。

「ギラギラ太陽が 燃えるように
 激しく火を吹いて ・・・

TAKE ME TAKE ME
TAKE ME HEART AND ALL
I WAS BORN TO BE YOURS」




コンクリートの堤防は火に焙られた石、蒸し焼きになりそうだった。
風が弱まるとドッと汗が流れ出し、衣服はビッショ濡れ。
熱い陽射しに背中はカチカチやま。
「『ボーボー』
うさぎさん あれはなんのおとだい?
あれはね ボーボーとりのなきごえだよ。
『アチチチチ』
タヌキの背中がボーボー燃えていた」

ハナダイが釣れない
耐えがたきを耐え、忍びがたきを忍び。
ハナダイを待つこと5時間、
ようやく、
「かおるちゃん おそくなって ごめんね
かおるちゃん おそくなって ごめんね
ハナはハナは おそかった」
と、餌のハナダイが釣れはじまったが、時すでに遅し。
カンパチはどこか遠くへ去ったあとだった。
                                              
餌には大きすぎる
餌釣り苦戦
午前4時15分、餌釣り開始。
西の空にオレンジ色の月が輝き、堤防を白く淡く現していた。
南からの涼風が心地よかった。
釣り士の朝は早い、
ほの白い闇の中に、すでに6~7この釣り士の黒いシルエットがあった。
ヘッドランプの灯りで、置き竿を監視し、
時々、竿を揺らすのは豆フグ、竿を上げる度に豆フグが2~3匹かかっていた。
憎まれっ子世に憚る、の見本のようなフグだ。
他に釣れるのは、餌には大きすぎる規格外のアジ、釣れる度に却下(リリース)。

バラシが多かった
午前4時半。
豆アジが1匹釣れたので、カンパチ釣り開始。
このあともう1匹豆アジが釣れたので、もう1本竿を出す。
空も海も陸も白んだ午前4時50分、
浮子が海中に消え、竿がガッと1センチほど動いた。
そのまま数秒待つと、何ごともなかったように浮子が海面に浮上してきた。
ーバレたのだ。
仕掛けを回収してみると、餌のアジは悶死していた。
代わりの餌がないので、この竿は1時休戦。

午前6時50分。
31センチのカンパチを激闘のすえに仕留める。
このあと午前7時半までに2匹バラシ。
午前7時35分に、27センチとこぶりなカンパチを、
堤防の上に引き上げた途端に、針が外れた。
危機一髪の1匹だった。

その直後、またカンパチがヒットしたのだが、綱引きをしている途中でバラシ。
結局、今日は4匹バラシたことになる。
「人が幸福になる道は、失ったものやないものを数えず、
残っているものを喜ぶこと」
  (曽野綾子)
心の中で、何度もおまじないのように唱えたが、切歯扼腕はおさまらない。
とても俺には無理な訓えのようだ。

                                          
太陽がギラギラ
納竿
午前8時を過ぎると陽の勢いが増し、
空気全体が白い焔となってめらめらと燃えていた。
足底からはロードヒーテングしているような堤防の熱気が昇り、かつ粘液のような空気が全身にまとわりつく。
まるで、焦熱地獄で釣りをしているような・・・。

前述の話しだが、
ハナダイが急に釣れだしたのは、午前9時~9時半。
この間に10匹釣れたので、そのまま釣りを続けたのだが・・・。
結局、午前10時半まで一度もアタリなく、納竿。

炎天下に伸びる白い堤防を、重い足を引き摺り、汗だくになりながら這うようにして歩いてきたヨ。
おそらく熱中症になる、直前ではなかったか。
無事自宅に帰還したのが、奇跡の感じ、
家に入ると真っ直ぐ冷蔵庫に走り、アイスキャンデーとカルピスウオーターをがぶ飲み。
もう絶対、午前8時以降まで釣りをしないことを心に誓う。

本日釣果
カンパチ 27センチと31センチ 2匹


The END
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