2010年9月17日(金) 午前4時~午前6時半 某堤防(カンパチ)
那珂湊 水温 
23.2度 <潮>長潮 満潮 13:27 干潮  4:50
ノビタの釣り天国


          虚空蔵さんありがとう


                                  アジ85匹とカンパチ38センチ
幕下ろし中に
午前6時半。
20センチ前後のアジを85匹釣り、
今日はもう充分と帰る支度をしていた。
と、その時。
「ジージージー・・・」
とゼンマイが回転するような音。
振り返ると、カンパチ狙いの竿が岸壁から斜めに倒れ、その状態で道糸がリールから出っ放し。

「キター!」
あきらめていた熱烈歓迎の敵だ。
天気晴朗なれども波高し、
海はベタ凪だったけど心臓は波打ち荒れ狂う。
この時、パーシー・スレッジが「男が女を愛する時」を絶叫した。

        男が女を愛する時
 When a man loves a woman
 Can't keep his mind on nothing else
 He'll trade the world
 For the good thing he's found

 男が女を愛するとき
 何も気にしていられない
 男はこの世界を引き換えにしかねない
 見つけた宝と
 ・・・





磯3号は強かった
ドラグを締め、竿を起こそうとすると、
ドドドドド・・・と、さらに深く竿が沈められ、
「ジージージージー・・・」
と道糸がリールからどんどん出ていく。
止まらない。
ー道糸6号、ハリス4号、負けるなノビタここにあり!
                                             
38センチ
いつもながら騒然、燦然、ど迫力の牽引。
ゆっくり竿を起こし、リールを巻く。
これを繰り返し、徐々に敵を浮かせ、
とうとう海面に白い魚体が横になった。
ー先日は磯2号の竿が折れたけど、
  今日は磯3号、大丈夫か?
Play for all or nothing!(のるかそるか)
「エーイ!」
敵は海面からスーッと持ち上がり、難なく堤防の上に。
ー38センチ!
村松の虚空蔵(こくぞう)さん、今日もありがとう!

アジ爆釣!
午前4時、餌釣り開始。
空は雲で蔽われ地上は闇に蔽われていた。
南からの微風あり。海はベタ凪。暖かい朝だった。
ときどき、
「リリン、リリン、リリン」
と餌釣り用の竿の鈴がなり、20センチ前後のアジが釣れた。

           
アジ大爆釣!
周囲が白んできた午前5時過ぎ、
海面に、ピチピチピチと直径1センチほどの水輪が無数に湧き、その下でキラキラと正体不明の小物が、ガラスの破片のように輝いている。
そして、
4号サビキに掛かったのは、1センチほどの片口イワシの稚魚。
この群れの下にアジが大集結したのか、
以降、狂瀾怒涛の入れ食い、アラシもセンベイもあったもんじゃない。
サビキを足元の海に落とすと、サビキが半分も沈まないうちから、アジが飛びついてくる。
もう、
「エンヤードット、エンヤードット、エンヤードット」
と頭にハチマキをして釣り続けた。

午前5時半。
やっと、カンパチの餌サイズを2匹をゲットし、カンパチ狙いの竿を2本出す。
このあと、
押し寄せるアジに夢中になり、いつかカンパチは頭の中から消えていた。
これも一種の玩物喪志であろう。
午前6時10分、これ以上はいらないとアジ釣りは討ち止め。
                                           
虚空蔵さん開運堂
撤収
午前6時半、納竿。
釣り道具を片付けていた時に、前述のカンパチが釣れた。
もう少し粘ろうかと思ったが、今日はアジをいっぱい釣ったので充分と撤収した。
別の場所にいるかたさんに電話すると、そちらはアタリすらなかったようだ。
そろそろ、かたさんも神頼みしたほうが良いのでは・・・。
柔らかい南風が心地良い。

「明日は明日の風が吹こう
 今日は今日の風にまかせる
  好日、好事だった
   ありがたし、ありがたし」
   (山頭火)

さて村松の虚空蔵さんに、お礼参りに行ってこよう!

本日釣果
 アジ  20センチセンチ前後  85匹
 カンパチ  38センチ  1匹

The END
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