2012年6月8日(金)  午後5時~午後8時
       那珂湊 海水温 14.7度
       那珂湊の潮汐 中潮 満潮 19:52  干潮 12:32
ノビタの釣り天国

       
2012年6月8日(金) 涸沼川の石持

       川で石持が釣れた日

                                      25センチオーバー5匹も
誰がために鐘は鳴る
巨象の足に噛みつくアリのようなもんだけど、ぼやかずにはいられない。
バカ首相が、6月8日夕の記者会見で。
活断層の上にあるという(専門家の予想だが)大飯原発の再稼動を決定した。
国民の生活を守るために永続的に稼動すると。
やはり、この世に神や仏はいないようだ。
放射能で汚染された地(東日本)に、数百万、数千万の無辜の民がいる。
われわれは規制値以下だから安全と、農産物や漁産物を毎日摂取しているけど・・・、規制値以下だから安全という保障はないそうだ。(右下の『食品の放射能汚染』より)

福島原発事故を教訓として。
イタリアは国民投票の結果、”脱原発”へ廻れ右をした。
スイスとドイツは政府が判断、”脱原発”へ廻れ右をした。
いずれの国も日本と同様、エネルギー資源の乏しい国である。
でもその判断は、10年後、100年後、1000年後でも間違っていないはずだ。

日本は、原発から長く甘い汁を吸い続け、認めたくない真実を嫌い、危険に鈍感になってしまった。
結果、麻薬患者が麻薬を断つことができないように、日本は原発中毒から脱却できなくなる。
麻薬患者が麻薬を断つには、凄惨な苦しみを伴うらしい。
日本は原発を断つ苦しみ試練を放棄し、安易な最悪のシナリオを選択してしまった。
日本中に、
《カーン、カーン、カーン、・・・》
と鐘が鳴り響く。
「誰がために鐘は鳴る?」
「それはお前の弔いの鐘さ」

厄払い
今日は厄払いを祈願して、『明治神宮・浦安の舞』を日誌の花に添えることに。
2分31秒の舞である、興味のない人はスキップして下さい。
















前代未聞の情報
6月6日の朝。
久々にO君から電話がきた。
涸沼川で、良形のいしもちが爆釣していると。
まあこの手の報告は誇張されるものだが、川でいしもちが釣れるとは前代未聞なのである。
「spice up your fishinglife!」
英語で、
「釣り人生に、味付けを!」
と即、出撃したかったのだが、用事があって身動きがとれない。

そこで、かたさんにノビタの影武者になってもらうことに。(実際は主役だけど)。
夕刻、現地に調査釣行した影武者から、こんな所で良形のいしもちが釣れたと、驚嘆の電話をもらった。
やはり情報は、がせネタではなかったのだ。
そして本日、のっぴきならない用事から開放され、背中に羽が生えたように涸沼川に飛んだのである。

                                     
その時、川は悠々と上流に
はじめの1匹
午後5時、釣り開始。
50メートルほど上流に釣り人が一人、周囲には彼しかいない。
今日は真夏のような暑さ、その残暑がまだ川岸を包んでいた。
ひんやりとした北寄りの風が心地よく、人の背丈まで伸びた雑草を揺らしている。
川は、悠々と上流に向かって流れていた。

竿は3本出した。
胴突き3本針仕掛けの竿を1本、ハリス80センチ胴突き1本針仕掛けの竿を2本。
針は丸セイゴ16号。
餌は青イソメのまるごと1本がけ。
50メートルほど先にいた隣人が、側にきたのでしばし歓談。
やはり栃木から石持を釣りに来た人だった。
なんせ、栃木は釣り狂の産地と言われ、海や川で石を投げると栃木人に当たると昔から言われている。
その彼は、午後2時半に来てまだ1匹も釣っていなかった。

午後5時40分。
胴突き3本針仕掛けの竿が、ビシ、ビシ、ビシ・・・と大きく宙を切った。
竿にしがみつき、仰け反った。
ズシーン!と大きなタイヤを引っ掛けたような手応えが。
ー重かった!
グイーン、グイーンと川を旋回しやがる。
ー慌てるな、幸は寝て待て。
ジワジワと敵を川岸に引き寄せる。
5メートル、4メートル、3メートル、2メートル、1メートル。
そのまま陸に引き上げた。
ーヤッターーー!
はじめの1匹は、本日最大の29センチ!
「来た、見た、釣った!」
かたさんに電話で報告。
彼は、ここから1キロメートル上流で挑戦していたが、まだ愛しき敵は来ていないようだ。

  
落としたのは・・・
「金の斧」を連想する
午後5時50分。
今度は胴突き1本針の左端の竿が、ゴーン、ゴーンと大きくお辞儀を繰り返す。
陸に引き上げたのは、28センチの石持だった。
午後6時10分。
今度は胴突き3本針仕掛けの竿が、ドドーン!とダンプカーに追突されたような勢いで前のめりに転倒した。
竿が川に飛び込む寸前、竿にしがみついた。
「エンヤードット、エンヤードット」
と頭から汗を散布しながら、リールを巻いてきた。

そして・・・。
川面に立ったのは、白いドレスに身を包んだ美しい女性であった。
彼女は、
「あなたが落としたのは、わたしですか?」
と問う。
思わず、
ーはいそうです
と答えそうに。
こんな、イソップ物語「金の斧」からの連想が頭をよぎったヨ。
陸に引き上げたのは、25センチオーバーの良形石持のダブルであった。

納竿
夕方の気配が薄く岸辺ににじみ出てきた時、
「ノビタさんでは?」
と声をかけられた。
なんと、紺色のスーツを着たヨタさんであった。
しばらく彼は、周囲の足場を確認したあと、帰って行った。
このあともポツリ、ポツリと石持が来たが、午後7時を過ぎるとピタリと食いが止まった。
餌だけきれいに食われるだけ。
どうやら忌まわしいフグが出没したようだ。
午後8時、これ以上は無駄と見切りをつけ納竿。

本日釣果
石持  24センチ前後  2匹
     26~29センチ  5匹


The END
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