2012年9月26日(水) 晴れ
       那珂湊 海水温 22.0度
        那珂湊港の潮汐 若潮 満潮 13:56  干潮 19:29
ノビタの釣り天国

       
2012年9月26日(水) 午後6時25分~午後9時 那珂湊港でアジ釣り



             なんて渋い夜



                                            やっと4匹
港は釣り人でいっぱい
午後6時過ぎ。
夜が居座り、周囲は闇に包まれていた。
天上、やや東よりに大きな笠をさしたまだ未完な月が輝き、雲間にぼんやりと星がいくつか瞬く。
北からの風が吹いていたが、寒さは感じない。
黒いシルエットが、1、2、3、4、・・・、8。
月夜に誘われたのか、港は釣り人で大賑わい。
「秋深き 隣りは何を する人ぞ」
見ると、電気浮子が流れ星のように闇を飛び、30~50メートル沖にドボーン、ドボーン。
皆さんサビキでアジ釣りのようだ。

釣りを開始したのは、午後6時25分。
釣りはじめて10分後に15~6センチのアジを1匹、このあと8時までに1匹追加しただけ。
「ともかくも あなたまかせの 夜の海」
と、立川談志の創作落語『やかん』を聴きながら、電気浮子の沈むのを待っていた。

立川談志の落語を聞ながら
・・・
男が職業安定所(ハローワーク)で、
「あの~私は子供が14人いるのですが・・・」
職員、
「ほかに出来る仕事は?」

・・・
落語界の異端児、その毒説を愛された談志も昨年11月に没。
『やかん』の実演中、客席から「古典落語をやれ」とヤジが飛んできた。
とたんに談志が切れ、「入場料を返すから帰れ」と怒鳴る場面がある。
この『やかん』、莫迦な聞き役と唯我独尊の説教役の噺である。

・・・
「努力すれば暮らしはよくなる、って本当でしょうか?」
「ならない。努力とはバカに与えた夢」
「上品とは?」
「欲望に対する動作のスローモーな奴」
「学問とは?」
「貧乏人のヒマつぶし」
「怒りとは?」
「共同価値観の崩壊」
「冒険家とは?」
「危険に対する恐怖心の鈍い奴」
・・・
こんな感じで、徹底的に常識をこき下ろす。

談志が残した言葉、
「己に自信の無い奴が常識に従う。不安を持つから動き出す。
人生なんて食って、寝て、やって、終わり」

BGM
こんな夜は、ヘレン・シャピロの『悲しき片想い』が身に沁みる。
















最後の最後まで
あまりに釣れないので、釣り人も1人去り、2人去り・・・。
いつか遠くに3人固まっているだけ。
北風はますます強く吹き抜けていく。
「此の海の さびしさ告げよ 小アジ釣り」

空はいつか雲も消へ、月も星もその輝きをまし、港は昼間のように明るくなっていた。
電気浮子は、右から左へ、左から右への動きを繰り返していた。
8時半までに2匹追加し、合計4匹。
かみさんに数が悪いと、また女のロンリを浴びせられるのが嫌で、午後9時まで粘ったが力つき納竿。

本日釣果
アジ   15~17センチ  4匹

The END
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