2012年10月21日(日) 晴れ
       那珂湊 海水温 ーー.ー度
        那珂湊港の潮汐 小潮 満潮  9:02  干潮 13:25
ノビタの釣り天国

       
2012年10月21日(日) 午前5時45分~午後12時 大洗沖の鯛釣り


      類(たぐい)稀な日

                                     釣りも釣ったり47匹
我が良き友よ
今日は、久々の沖釣り。
それも鯛狙いときたもんだ。
鯛釣りの技術のかけらもない俺に。
ー勝算ありや?
と空を見上げると、大空にデデーン!と入道雲のような疑問符がおっ立つたヨ。

でもね。
俺の人生を振り返ると、我が良き友の「偶然」と「まぐれ」と「奇跡」によって成り立ったようなもの。
たとえば。
昨日、本が海辺の砂のように散乱する図書館の本棚から、キラリと光る宝石のような今井絵美子の「美作の風」を見つけたのも。
スーパーで、高くて美味くない柿の中から、安くて甘い筆柿を見つけたのも。
何百種類ものワインの中から、安くて美味いワインを見つけたのも。
みんな、我が良き友のお陰なのさ。
だから。
今日の鯛狙いだって何も考えずに、
「ゴー・フォー・ブローク」
英語で、
「当たって砕けろ!」
なのさ。

BGM
今日のBGMは、景気よく20オクターブの音程を軽々とこなすマライヤキャリーの『エモーション』。















奇跡の前ぶれ
午前4時。
まだ団地は、静寂と闇にどっぷり浸っていた。
月のない夜空には、星が無数に瞬いていた。
風は無い。
ロシナンテに跨り、ブルルーンとエンジンを点火。
トトトトトト・・・と静かに闇の中に突入して行った。
  
サモトラケのニーケ  闇が流れる国道245号を走っていると。
ーおかしい?
いつもと違う。
その時、ハッと気がついた。
通過する交差点の信号が、みんな青なのである。
東海村から那珂湊まで13~5の信号があると思うのだが、止められたのは斯道から245号線に入る1箇所だけ。
それ以外は、交差点の信号が予め青になっているか、交差点に近づくと赤が青に変わるのである。
まるで。
勝利の女神サモトラケのニーケーが、道先案内となり信号を青に変えていくような感じであった。
その時、俺は確信しましたね。
今日は間違いなく勝つと。

呉越同舟
船着場に着いたのは、午前4時半。
すでに黒い人影が、船と車を行き来していた。
俺もロシナンテから荷物を下ろし、船に運んだ。
いつものように左舷の中央から、ややミヨシ(先端)寄りに座を構えた。
今日は、一つテンヤやの真鯛狙いが3人。
俺と同じように、胴付き5本針に活きエビを餌にする鯛狙いの釣り士が5人。
あわせて8人である。
今日はコムさんも同船し、彼は一つテンヤで鯛を狙うそうな。
                                         
いざ大洗沖へ
一つテンヤと、胴付き5本針釣りでは、貴族とどん百姓ほどの違いがある。
一つテンヤの真鯛狙いは開高健の言葉を借りれば、
「忍耐、忍耐、忍耐、忍耐の芸術であります。
堪え性のない男には務まらない。
といって、合わせは一瞬、せっかちでないと務まらない。
この二つの要素がいっしょになった人が釣り師になれる」
ということになる。
とても堪え性のない俺には、無理な話しである。

今日は俺の隣り(ミヨシ寄り)に、この一つテンヤの真鯛釣り士が2人陣取った。
俺はかってに、彼らに対して闘志を燃やしていた。
まるで、呉越同舟の気分であったヨ。

まだ暗い那珂湊港を出航したのは、午前5時15分。
近藤船長の船は、小波が立つ真っ黒い海を、南下して行く。
現場に着くとパラシュートアンカーを海に浮かべた。

出足好調!
午前5時45分。
船長の合図で、釣り開始。
期待と不安をブレンドした老いた遊び盛りと若者達が、ドボーン、ドボーン、ドボーンと仕掛けを海に投入。
水深は27メートル。
開始してからわずか1分、左隣りの若者が24~5センチの花鯛を釣り上げた。

それから2~3分後、今度は俺にもググッツ、ググッツ、ググッ・・・のアタリ。
「フイッシュ・オ~ン!」
仕掛けを巻き上げる途中も、ググーン、ググーン、ググーンと敵は追撃の手を緩めない。
船長が操舵室から顔を出し、
「それは真鯛だ。三段引きだ」
そして船に上がったのは、32センチの真鯛だった。

即、仕掛けを海に返す。
仕掛けが海底にドンと着底する。
仕掛けを30センチほど海底から持ち上げる。
と、また元気のよいググーン、ググーン、ググーンのアタリ。
「入れ食いだ!」
船長がまた操舵室から顔を出す。
「それも真鯛だ!」
と観戦している。
「エンヤードット、エンヤードット
と引き上げたのは、またも30センチオーバーの真鯛だった。

                                     
沖メバルと黒メバルも
伏兵の襲来
真鯛をポン、ポン、と2匹続けて釣り上げた時、暗かったここ2~3週間の憂鬱な気分が雲散霧消したのだが・・・。
なにごとも寸善尺魔、このあと伏兵のベラとフグとの戦いに大分県。
午前8時半までに。
30センチオーバーの真鯛3匹。
26~28センチの沖メバル3匹。
31~33センチの黒メバル2匹。
25~28センチのショウサイフグ4匹。(隣りの釣り師に進呈)
と、数は思ったより伸びなかった。

午前9時から1時間は、アタリが遠くなり待つのは長い長野県となってしまった。
10時を過ぎてからまた勢いを盛り返し、時には花鯛の3点、4点掛けの徳島県も何度かあった。
一つテンヤの真鯛狙い士は、「アタリが全然ないよ」とぼやきながら終始苦戦していた。
午後12時、沖上がり。
一つテンヤのコムさんは、それでも真鯛5匹と花鯛3匹、それにイナダとホウボウが釣れたらしい。
隣りの一つテンヤ狙いの真鯛釣り士は、30センチオーバーの真鯛2匹とフグ3匹。
どうやら胴付き5本針のノビタに、軍配が上がったようだ。-コホン!

本日釣果
真鯛   25~32センチ  8匹
花鯛  17~28センチ   34匹
沖メバル 26~28センチ 3匹
黒メバル 31~33センチ 2匹
ショウサイフグ 25~30センチ 9匹(隣りの釣り師に進呈)

The END
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