2012年2月28日(木) 快晴
       那珂湊 海水温  11.2度
     那珂湊港の潮汐 中潮 満潮  5:33  干潮 11:27
ノビタの釣り天国

       
2012年2月28日(木) 午前6時30分~午後12時 那珂湊沖のカレイ釣り


    常磐沖カレイ、絶好調!

                               マコガレイ12匹+他9匹のカレイ+アルファ
腰痛の船長と
俺は叫んだ。
「船長タモーーーー!」
「・・・シーン、The sond of silence(沈黙)。
もう一度、
「Stund by me!(俺の側に来てくれ!)」
と叫んだ。
2~3秒後。
操舵室の中から、
「腰がイテーーー、自分でやってくれーーー!」
と、苦しそうな近藤船長の声が返ってきた。

「ユーザ・ミ・デイッチ・マイ!(何ってこったい!)」
ー大物が掛かったというのに。
そして、とうとう獲物が海面に浮上。
一つ。2つ。
「ダブルだーーー!」
ベージュ色の団扇が、海面下で左右に撃颯している。
左手に竿、右手にタモを持ち、2枚の団扇を追うのだけど・・・。
ステルス戦闘機なみに、海面でキラキラと弾ける陽光の下へ、その姿を隠すのだ。
と・・・。
「下の奴から掬へ!」
と怒鳴り声が頭上から落下した。
操舵室から船長が顔を出している、口だけは尻から火を噴く勢いだ。
船上に上がったのは、30センチオーバーのマコガレイのダブルだった。
ーホッ。

BGM
ただいま、英語のカラオケに挑戦中。(すぐあきると思うのだけど・・・)
「Stand by me」もその一つ。














絶好調の暁戦
話しを戻す。
那珂湊港に着いたのは、午前5時15分。
まだ誰も来ていない。
空は一面薄雲に覆われ、さきほどまで見えていた月も姿を隠した。
冷たい西風が吹いていたが、それほど厳しい寒さではなかった。
まだ暗い。
ヘッドランプの灯りを頼りに船に乗り込み、右舷のミヨシに釣り座を確保して待つ。

                                     
穏やかな夜明けの海
10分、20分、30分・・・。
だ~れも来ない。
今日は中止かと気を揉んでいると、午前6時に近藤船長トウチャコ。
今日の客は、ノビタ一人だった。
午前6時15分出航。
海は振幅のゆるいうねりがあったが、凪に近い。
風もほとんど吹いていなかった。

釣りを開始したのは、午前6時半。
5分ほど海底を小突き誘いをかけていると、クククッ・・・とアタリが。
初めの1匹は24~5センチのムシガレイだったが、このあと入れ食い。
午前7時半までに、フグにハリスを切られながらも、ナントまぁ11匹釣っていた。
信じられない好調ぶりだ。
船長が操舵室から顔を出し、
「今日は50匹は釣れそうだな」
と言いながら、ノビタの隣りで参戦することに。

      
久慈漁港の遊漁船もいた
勢いは止まる
ところがどうしたことか。
午前7時半を過ぎると、まるで水道の蛇口を締めたように、ピタッと食いが止まってしまった。
あとは、呼べど叫べど、応えてくれない。

やっと。
12匹目が来たのは、2時間あとの午前9時半。
これからまたポツリ、ポツリと釣れだし、10時半までに累計16匹。
そのまま最後まで時速4匹ペースとなる。
そして。
午後12時直前、この日、最大の36センチマコガレイを釣ったところで、沖上がり。

沖上がり
早朝は50匹も釣れる勢いだったが、結局この日は合計21匹。
形は今一だが、ノビタにとって常磐沖では過去最多の数であった。
とにもかくにも平々凡々と過ぎゆく時の中に、宝石のようにキラリと光った至福の一日であった。
でもこれだけでは満足できない、形も数も今日を超すまでは・・・。

「Stay hungry Stay foolish(どん欲であれ、愚かであれ)」
(byステイーブ・ジョブス)
ノビタとカレイの戦いには、終わりはない。

本日釣果
マコガレイ   20~36センチ  12匹
ムシガレイ   20~26センチ   6匹
イシガレイ   25~34センチ   3匹
ホウボウ    26センチ、52センチ 2匹(船長に頂く)

The END
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