2012年6月4日(火) 午前2時40分~午前4時10分 那珂湊港 アジ釣り 今年初のアジは小ぶり やっと釣れました 夜討ち朝駆け 初夏。 アジが乱舞する季節である。 なのに、余は(偉そうに)まだその姿を、スーパーの魚類コーナーでしか見ていない。 アジを仕留めようと夜討ちを2回しかけたが、いずれも玉砕。 牡丹に唐獅子、竹に虎、ノビタにアジが泣いている。 このままでは終わらせません、老いの一徹、勝つまでは。 と、本日、黎明、那珂湊港へ飛んだ。 草木も眠る丑三つ時。 港はまだ夜の底、闇に沈む港に人の気配はなく、キーキーと船の軋む音が静謐を乱していた。 風は無いが、寒さが肉にしみてきた。 白く霞む星が群青の空に散り、東天低くにはバナナのような三日月が輝いていた。 はじめの1匹 釣りを始めたのは、午前2時半。 5.3メートルのべ竿に、2B電気浮子、7号のタナゴ針1本、餌はアミエビの仕掛け。 鏡のような海面を、電気浮子が赤く輝きながらゆっくり右から左へ、左から右へ漂っている。 10分、20分、30分・・・アタリなし。 ー今夜もだめか。 と思いつつ、10メートルほど移動して堤防の角に来た。 静かな夜明け 移動して2~3分。 午前3時20分。 ドス黒い海面に赤い尾をひいていた浮子が、海を赤く染めながらながらスーッと沈み消えた。 ーソーレッ! と、竿を跳ね上げると、竿先がわずかに撓った。 そして。 地上でパタパタ跳ねたのは、16~7センチの豆アジだった。 このあとパタパタパタと、同サイズが6匹。 いずれもヒラメの餌サイズである。 午前3時40分、以降、まったくアタリが消えてしまった。 午前4時10分、納竿。 サイズは今一なれど、ともかく大願成就であったが。 「めでたさも ほどほどなり 我が小アジ」 明日は、良形アジを釣ってやる。 本日釣果 アジ 16~18センチ 7匹 The END |
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