2014年4月14日(月) 快晴
       那珂湊 海水温 13.2度
     那珂湊港の潮汐 小潮 満潮 15:48  干潮  9:27
ノビタの釣り天国

       
2014年4月14日(月) 午前5時半~午後12時30分 大洗沖


     
   大洗沖の座布団カレイ釣り


                                  
カレイ5枚+タコ2匹+フグ多数
ぼやき

いつものことながら沖のマコカレイ釣り、海底からの応答が遠くなる度に、
「To be or not to be. that is the question.
(仕掛けを替えるべきか 替えざるべきか それが問題だ)」
と、俺はシエクスピアのハムレットになってしまう。

今日も、短い仕掛けのままいくか、思いきって長い仕掛けに切り替えるか。
すなわち、仕掛けの全長を70センチで通すか、90センチに変更するか。
迷いに迷ってしまった。
たかが20センチの差なのに。
「毫釐(ごうり)の差は千里の謬(あやま)り」
という諺もある。
馬鹿にするなかれ、この20センチがボーズか大漁かの勝敗を決めるのだ。
ほんとに沖カレイ釣りは、荊棘(けいきょく)の道である。
いつになったら大悟の境地に達するのやら。

朋、遠方より来る
今日は。
十数年ぶりに再会したGakuさんと、きむさんと一緒に、沖のマコカレイに挑戦することになった。
二人は、陸釣りが専門で、船釣りは生まれてはじめて。
本日の指南役は、発展途上国の私。
結果、
「青は藍より出でて藍より青し」
すなわち出藍の誉れ、Gakuさんは私の2倍の釣果を上げたのである。

帰港後、昼飯をご一緒した。
本来なら反省会となり話しが盛り上がるはずだったが、皆さん今日のマコカレイ釣りの話しは避けていた。
俺を気にしてだろうか?

    
手前からGakuさんきむさん
天気晴朗なれど波高し
今日も、マコカレイでは経験豊富な近藤船長のT船に乗った。
我々3人は、右舷ミヨシからノビタ、Gakuさん、きむさんと並んだ。
乗船したのは、7人。
映画じゃないけど、共通の敵と戦う7人の釣り侍である。

那珂湊港を出港したのは、午前5時10分。
予報では一日曇りだったが、雲の切れ目から青空が覗いていた。
風は無いが、海はうねりあり。
T船はガガガガ・・・と、解体しそうな音を上げながら沖に向かう。
ザブンザブンと波を乗り越える度に、大粒の飛沫を頭から浴びたが、気にもせず。
20分ほど走った所で船は停止。

はじめの1匹
午前5時半、釣り開始。
始めに使用した仕掛けは、全長90センチ、3本針の長めの仕掛け。
水深20メートル。
「イザ・勝負!」
と叫びながら、仕掛けをドボーン。
50号の錘で海底をトントントン・・・20回ほど小突き、スーッ、スーッ、スーッと誘いをかける。
10分、20分、30分、・・・応答なし。
時おりフグが、餌をかじるクククッとした振動が戻るだけ。
まだ1時間しか経っていないのに、船は重い空気に包まれてきた。
とその時。
隣りのGakuさんが、40センチ級のマコカレイを釣り上げた。
本日、船で最初の1匹であった。

午前6時40分。
次は俺だと海底を小突いていると、クイクイクイとアタリが。
竿先を静かに持ち上げると、ククッ、ククッ、ククッと竿先を連打する反撃。
「フイッシュ・オーン!」
最初の1匹は、32センチのムシガレイだった。

                                     
晴れたがうねりあり
輝いた一時
7時20分。
隣りのGakuさんと同時に、ノビタもフイッシュ・オーン。
ーダブルヒットだ。
Gakuさんが、良型のマコを船長にタモで掬ってもらった。
続いてノビタも、42センチのマコを船長にタモで掬ってもらった。

7時30分。
Gakuさんがタコを釣り上げ、その直後にノビタにもタコが来た。
後ろを振り返ると、左舷ミヨシの釣り侍もタコを船上に引き上げたところだった。
なんと、きむさんもタコを船長にタモで掬ってもらっていた。
タコが何らかの理由で一時的に湧いたのだろうか。
このあともタコがポツポツ上がっていた。

午前7時50分、31センチのムシガレイを追加。
午前8時10分、40センチのマコカレイを追加。
出遅れたきむさん、午前8時15分に最初の1匹、40センチ級マコガレイだった。

午前8時20分。
Gakuさんが、慎重にリールを巻いている。
竿先が時々、バタバタお辞儀をし、道糸が船下から反対側に引っ張られていく。
これは大物と、ノビタは竿をタモに持ち替え、敵が浮上するのを待った。
海面下を見ると、焦げ茶色の物体が2匹、右に左に逃げ惑っていた。
ーダブルだ!
ちと手こずったが、タモ入れ成功。
40センチオーバーのマコカレイとムシガレイだった。

   
     フグなら竿頭
このあとはフグの入れ食い。
この日、フグを釣った数ではノビタが竿頭になったはず、決して自慢できるもんじゃありませんが・・・。
午前9時半。
あまりに釣れないので、仕掛けを全長70センチの短い仕掛けに交換した。
と・・・。
海底を小突いたあと竿先をソーッと持ち上げると、グイグイグイと竿先が海面に引き込まれた。
竿先を下げ、道糸を出し待った。
少し間をおいて竿先を持ち上げると、ドドーンドドーンと久々の轟が手元に。
5匹目は、43センチのマコだった。
このあとが続かない。
それでも隣りのGakuさんは、全長1メートルの長い仕掛けで、ポツリ、ポツリと良型マコカレイを追加していた。
ーどうする、仕掛けを長めに替えるか?
迷ったが、とうとう短い仕掛けを使い続けてしまった。
これがどうやら敗因だったようだ。
午前9時半に5匹目を釣ったが、それが最後の1匹になってしまった。

沖上がり
午後12時20分、沖上がり。
本日、竿頭は船釣り初めてのGakuさんが9匹、きむさんが4匹。
経験だけは豊富なノビタは、ムシガレイ2匹とマコガレイ3匹。
他人はともかく、俺にとって沖のマコカレイ攻略は、畢生の大事業になりそうだ。

本日釣果
マコガレイ  38~43センチ  3匹
ムシガレイ  32~33センチ  2匹
真タコ     500グラム    2ハイ
フグ      25~28センチ  15匹


The END
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