2014年7月27日(日) 快晴 ベタ凪
       那珂湊 海水温 ーー.ー度
     那珂湊港の潮汐 大潮 満潮  3:15  干潮 10:17
ノビタの釣り天国

       
2014年7月27日(日) 午前5時15分~午後12時 那珂湊沖


     
 特筆大書のマコカレイ釣り


                                
           とうとう19匹!
今日は勝つ!

沖にいるカレイなる一族郎党を追って数年、
「およばぬことと~ あきらめました~
 だけど恋しい~ マコちゃんです~」
と何度、泣かされたことか。
でも、涙くんさよならだ。
栃木の匠ほりさんの釣方を模倣すれば、曲がり角の向こうにある青い空を見れると、確信したのだ。
人間万事才能が邪魔をする。
これまでの俺は、ああであるか、こうであるかと、迷ってばかりいた。
もう迷わない!
ー今日こそ!
そして。
「思い込んだら試練の道を ゆくが男のど根性」
と、草木も眠る丑三つ時、家を飛び出した。

午前3時15分。
那珂湊港船着き場着。
夜討か朝駆けか暗い港のあちこちに、釣り人たちのヘッドランプや竿に付けたケミホタルが蠢いていた。
T丸の前にロシナンテを止め、釣り具を船に運ぶ。
今日は一番乗りだ。
船釣りは釣り座の確保から始まる、運を天にまかせるのはその後だ。
釣り座をバカにするなかれ、その位置でどれだけ多くの名人が泣いたことか。
さて、希望の釣り座も確保した。
ー人事を尽くし天命を待つか。

剣豪集まる
午前4時を過ぎると、目の鋭いカレイキラーが次々とやってきた。
”ああ上野駅”からきたという剣豪が、
「昨日はトップが18枚釣った、というんで来たんですよ」
とニコニコ話しかけてきた。
ー甘い!
昨日のトップは、こむさんと言う地元の名人ですよと、俺は云わずもがのことを教えてやった。
とたんに、
「でしょうね~」
と、”ああ上野駅”は青菜に塩のように元気を失った。

久しぶりに那珂湊の名人も登場した。
彼は先週、一つ天や真鯛釣りで4キロを釣ったとか、でもカレイ釣りの方がおもしろい、もう真鯛釣りはやめたと言う。
今日は彼に勝つことと、昨日のこむさんの18匹を目標にした。
ーちと大言壮語、身の程知らずの妄想かな?

     
今日も絶好の釣り日和
はじめの1匹
本日、7人乗船。
午前4時45分、出航。
白い靄に覆われた東の空に、真っ赤に熟したトマトのような太陽があった。
今日も快晴だ。
海はベタ凪。
海上を駆け抜ける風が爽やかだ。
T丸は海上を滑るように沖に向かって疾走して行く。
港を出て30分、船は目的地に到着。

午前5時15分。
さっそく、釣り開始。
いつも使っているリールが故障したので、予備の水深メーター付きのリールを使用した。
水深34メーター、海底はサクサクした砂地だ。
開始して1分も経過したか、左隣りの埼玉から来た名人が、
「船長、来たヨ!」
と叫んでいる。
直後、俺にもグッと前アタリが。
竿先をソロソロ持ち上げる、次にガタガタガタを期待したのだが・・・、ガセネタだった。
もう一度、同様のアタリが来たのだが、またもガセネタ。
まるで狼少年のようなアタリだけ。
前回、巻き上げて来る途中で3匹逃がしたので、丸セイゴ13号針を14号にサイズアップしたのが原因かな?
仕掛けを交換するのが面倒なので、そのまま続行。

釣り開始から5分経過。
グッと仕掛けを掴まれたような。
そのまま海底を小突き、ソロソロと竿先を持ち上げていく。
グググッ、グググッ、グググッ・・・、アタリだ!
始めの1匹は、32センチほどのこぶり。
ほり名人伝授の釣方で釣れたはじめの1匹だ。
ーカイカン!
「わがマコガレイよ!
自分はお前と戦うためにのみ、この世に生まれて来た如く感ずる」

                                      
トップ23匹、2番17匹の大洗の船
入れ食いだけど・・・
問題は俺の不器用だ。
カレイの口に掛かった針がなかなか外れない。
針を外そうとしていると。
嫌がってバタバタ暴れるカレイは、全ての針の餌を振り落としてしまった。
ー何なんだコリャ。
 こりゃまずい。
緊急手術が必要だ。
ハサミでカレイの口をチョキチョキ切り針を外そうとすると、ーああ。
ハリスを切ってしまった。
何やってんだか、わかんなくなってしまったヨ。
釣れてから10分以上もかけて、なんとか仕掛けを海に戻す。

すると。
それを待っていたかのように、錘が海底に着底したとたん、グッグググググ・・・。
ー入れ食いだ!
30数センチの2匹目、ゲット。
そしてまたモタモタと針外し、そして餌付け。
10分後に、なんとか仕掛けを海にドボーンと返す。
入れ食いだけど、この繰り返し。

それでも、午前6時までに5匹、午前7時までに9匹、とこれまでにないスピードで釣り続けた。
隣りの埼玉から来た名人は、7時までに12匹。
その差は縮まらない、なんせ彼の手返しは手品の如く速かった。
ーこれじゃ勝てるわけないよ。
と、彼を抜く野望は途中から失せてしまった。


餌不足で中断
午前8時半。
この時点で、13匹釣っていた。
隣りの埼玉からきた名人は、17匹。
その差4匹、この差が大きい、どうしても追いつけない。
真夏の強い陽射しがカッと降り注ぐ光景には暑苦しさが少しもなく、むしろ夏の華やぎと活力が体の中へ流れ込んでくるような爽快さがあった。
「餌が足りない!」
と急に船上が騒がしくなり、餌をとりに平磯港に戻ることに。
ここで1時間ほど釣りを中断。

     
大洗の船も動かない
釣りを再開したのは、午前9時半から。
さすがに早朝の勢いはなかったが、それでもポツリポツリ釣れ続けた。
後ろで釣りをしている”ああ上野駅”が、様子を見にきた。
彼はまだ3匹だと言う。
釣る場所も左右していると思うが、アジ釣り用の6:4調子の柔らかい竿を使っているので、小突きがうまくできないと言う。
次回、の参考のためと熱心に我が釣り様を見学していたが、厄病神を連れてきたのか彼が見ている間は1匹も釣れなかった。
常連のキタキツネ名人もまだ5匹。
船長が見かねて、埼玉の名人と俺の間に場所を移動させたけど。
ここで彼は3匹釣ったが、俺の仕掛けと3回お祭りすると、申しわけないと元の場所に戻って行った。

納竿
午後12時、納竿。
俺は過去最高、19匹。
那珂湊の名人は13匹。
キタキツネ名人は12匹。
埼玉の名人は26匹。
埼玉の名人との差は7匹と、さらに広がったけど俺が2番手。
当初の目標、那珂湊名人に勝つことと、昨日のこむさんの18匹をクリア。

栃木の匠の教えを。
ーやってみた。
  釣れた。
  そして勝った。
この素晴らしき世界に、乾杯!
生きていて良かった。
次回は、さらに上を。
ともかく今日は、特筆大書すべき1日であった。

本日釣果
マコカレイ  32~40センチ  19匹
フグ     28~30センチ   2匹


The END
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