2014年7月31日(木) 快晴 ベタ凪
       那珂湊 海水温 21.2度
     那珂湊港の潮汐 中潮 満潮  5:47  干潮 12:12
ノビタの釣り天国

       
2014年7月31日(木) 午前5時15分~午後12時 那珂湊沖


     
 こむ名人に負けた日


                                
            ナメタ含む8匹
よこはま・たそがれ

夜明け前、まだ港は夜の底だ。
先客の車が1台、船の前に止まっていた。
一瞬、ドキリ。
本日の命運を分ける場所取りにおくれをとったかと。
あせりつつ船に向かい、第一希望の釣り座が空いていることを確認し。-ホッ
釣り具を船に運んでいると、
「おはようございます」
と先客があいさつにきた。
聞くと、横浜からきたと言う。
ちといやな予感が、
「あの人は 行って行ってしまった
 あの人は 行って行ってしまった もう帰らない
と、『よこはま・たそがれ』の歌詞が頭をよぎったのだ。
この予感が・・・。

午前4時を過ぎると、次々と船の前に車が並んだ。
「マコカレイ命」のイトウ船長の執念が、マコカレイ病を広めたようだ。
凪の日は休日、平日関係なく、5~15人の客を常磐~鹿島灘沖に運んでいる。
自慢じゃないけど、俺なんか典型的な重症患者さ。
ー船長、どうしてくれるんだい!
「それは自己責任です」
とマコ菌発生源(船長)は冷たい。

マコ病患者8人乗船
釣りの準備をしていると、
「おはようございます」
すっかり白んだ堤防の上に、こむ名人が立っていた。
この時、今日の目標が決定した。
名人は俺の隣りでやることに。
ーファイト・イッパ~ツ!

今日のマコ病患者は8人。
T丸は午前4時50分、那珂湊港を出港した。
霧にむせび泣く夜明けだ。
白い靄に埋もれた海はベタ凪。
風もなくムシムシしていた。
沖に向かって20分ほど疾走。
マコカレイ狙いの船が、白い靄から現れてはまた靄の中に消えていく。

今日は渋かった
午前5時15分。
戦闘開始。
開始から15分ほど経過。
まだ誰も釣っていない。
海はいきなり不妊症になったのか?
と・・・。
隣りのこむ名人が、30センチ台を1匹釣り上げた。
船中初である。

        
空も海も霧の中
マコカレイはいる。
おそらく夏バテで食欲を失い、海底であくびをしているのかも。
水深30メートルの海底の様子がわからない。
ートントントン・・・。
 (近くにいるのか、いないのか?
 いるなら応答してくれ、ヤーイ)
釣り開始から30分、午前5時45分。
海底を小突くトントントン・・・が、トットッと微かにリズムが乱れた。
ー?!
竿先を海面までおろすと、竿先が時々ヒクヒクお辞儀を繰り返している。
ーアタリだ!
愛すべき敵に充分な食事タイムを上げようと、しばらく待つことに。
そして数秒後、食事タイムは終了しましたと、竿を持ち上げると。
とたんに、ググッ、ググググググ・・・。
「フイッシュ・オーン!」
熱烈歓迎のはじめの1匹は、33センチだった。

名人と数を競う
午前6時10分。
トントントン・・・小突いていると、いきなりドドーン!と暴走族のバイクが体当たりしてきたようなアタリ。
竿を持ち上げると、フワーと道糸が弛んだ。
ーなんだこりゃ?
リールを巻く。
フワフワフワと重さが感じられない。
ーだれかとお祭りしたのか?
と周囲を見渡したが、関心がないようだ。
このフワフワは食い上げだった。

リールを巻き続けると、重さが加わった。
ーそして。
船上に上がったのは、なんと!38センチのナメタガレイ。
嬉しい1匹であった。

このあと、なかなか来ない。
隣りのこむ名人もほとんど同じペースでポツリ、ポツリ。
 8時半に30センチ台1匹。
 9時に40センチ台1匹。
 9時50分に40センチ台1匹。
10時5分に30センチ台1匹。
10時15分に40センチ台1匹。
10時40分に30センチ台1匹
俺の戦いはここまでであった。
この時点で、こむ名人と釣り上げた数は同じ。

        
他船も苦戦中
真夏の太陽が降りそそぐ海上に、マコカレイ釣りの船が6船、ときどき右へ左へ移動する。
たっぷんたっぷんという波の音を聞きながら海底を小突いていると。
眠気を吹き飛ばすように、
「こちらはオデコ(ボーズ)が、まだ一人いるよ」
と、T船のスピーカーに無線で連絡が入った。
他船もそうとう厳しいようだ。
おれの後ろにいる、よこはま・たそがれもまだ2匹。
早朝の予感は当たったようだ。
「あの人は 行って行ってしまった もう帰らない


名人に負ける
11時を廻った。
なにか気配を感じて隣りを向くと、こむ名人がカレイをタモに掬いとっているところだった。
とうとう1匹、超されてしまった。
餌がなくなり干物になった青いそめを使用していたが、これが敗因のようだ。
しばらくすると、またこむ名人が1匹追釣した。

午後12時、沖上がり。
今日のトップは、やはりこむ名人で10匹。
俺の8匹は、どうやら2番手のようだ。
メタ認知(己を客観的にみる)では、俺の常磐沖カレイ釣りの完成度は80点と見るが・・・。
ー何で80点か?
それは、先日ほり名人に会って以降、自分の流儀にブレなくなったから(迷わなくなったから)。
ー甘いかな?

今日はこれだけで終わらなかった。
寝不足と暑さでヘトヘトになりながら我が家に着いて、カレイの入ったクーラーボックスを荷台から降ろそうとすると、ない。
クーラーボックスが荷台にない!-ああ
久々にトッポ・ジージョが登場、
「ユーザ・ミ・デイッチ・マイ!(何ってこったい!)」
那珂湊港の岸壁に忘れて来たのだ。
船長に電話すると、キャビンに入れて置いたと言う。
渋るかみさんを拝み倒し、再び那珂湊港へ。

本日釣果
マコカレイ  28~42センチ 7匹
ナメタガレイ   38センチ  1匹

The END
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